志ーこころー 【前編】─完─
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書き終わったあとで、自分の手が震えていることに気がついた
思い出せる限りを書いた
あの時代で、歴史と地理は得意分野だったことを心の底から有難いと思う
……でも、この知識があたしを苦しめる原因でもあるのだが
とにもかくにも、あたしは止めなければならない
ひょっとしたら、あたしはこのために飛ばされたのだろうか
だとしたら
志乃「死なせない」
みんなと共にこの乱世を生き抜いて、明治という新たな時代を担うのだ