中距離恋愛
大地さんと別れてからの私は、それまで以上に受験勉強に取り組んだ。
心配してくれた左記にはすべてを話した。
彼女は、「そっかぁ」とだけ言ってくれた。
慰めるでもなく、大地さんの悪口を言うわけでもなく、ただそれだけの言葉が私には嬉しかった。

その後も、大地さんと藤森さんの噂は聞こえてきた。気にならないことはなかったが、前のように動揺することはなくなった。

とりあえず勉強に集中出来たので、短大は推薦で合格することが出来た。
その後は、教習所に通ったり、喫茶店でバイトをしたりして、残りの高校生活を楽しんだ。

高校卒業と同時に、左記と一緒に部屋を借りた。
1人暮らしには反対の両親も、¨左記と一緒ならば…¨と、許してくれた。
短大入学の前に、車の免許も取ることが出来た。
喫茶店でのバイトもそのまま続けた。
短大の近くだったし、試験前とかにはシフトを融通してくれたり、オーナーもほかのメンバーも良い人だったので、私が続けたかったから。

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