機械人形は、ひとり、語る。(短編)
行動
ぱしゃんっ…て、水面をゆらした。
何度も、何度も、私は水面に映る自分の姿を叩きつづけた。
どうして?
なぜか、涙がとまらないの。
今いる自分を否定しても、どうしようもないのに。
私は、静かに泣き続けた。
太陽が、山のふちにしずむまでー…。

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