CHECKMATE
「入る時と出る時の男性が違う事もよくありますか?」
夏桜の言葉に3人が顔を見合わせ、再びアイコンタクトを取る。
夏桜はそんな3人をただじっと見据えていた。
すると、
「東」
「はい」
「その時、時間にしてどれくらい経ってたんだ?」
「時間?」
千葉の質問に小首を傾げると、
「えっとですね。入った男性をAとして、出て来た男性をBとすると、女性がAとホテルに入った時間からBと出て来るまでのおよその時間です」
「う~ん………そうですね、30分は経ってないと思いますけど……」
「ッ?!」
「一輝さん!」
「班長、これは……」
「………あぁ。…………確定だな」
「………ん?………何の事です?」
3人は神妙な面持ちで視線を絡ませるが、夏桜は全く以て話の筋が見えていなかった。
そんな夏桜に千葉はゆっくりと説明を始める。
「ハニートラップと言えば解るか?」
「………色仕掛け」
千葉の言葉に一瞬で目を見開く夏桜。
嵌らなかったパズルがピタッと嵌ったかのように、納得し始めた。