CHECKMATE
「所で、東はさっきから何をしてるんだ?」
「何か気になる事があるとかで、先程から調べ事をしています」
夏桜は倉賀野のデスクでパソコンに向い、真剣な顏をしている。
それを見た千葉は、捜査に関係してると睨んで暫くそっとしておく事にした。
そんな夏桜はもはや、チーム『S』には欠かせない存在となっていた。
千葉達が『Ⅹデー』に向け入念に準備を進める中、夏桜は倉賀野のデスクを陣取り、およそ2時間程格闘した後……。
「千葉さん!!」
「ッ?!………どうした、急に」
突如、声を荒げた夏桜。
一声に皆の視線が注がれる。
けれど、そんな事はお構いなしの夏桜は、険しい表情で千葉のもとに歩み寄る。
「………何か、解ったのか?」
「………はい」
「夏桜さん、何が解ったんですか?」
剣持が夏桜の顔を覗き込むと、
「姉の絵里さん、恐らく、難病かと思われます」
「「はっ?!」」
夏桜の突飛な発言に、千葉と剣持の声が被った。
「………難病とは、どういう事だ?」
険しい表情で夏桜を見据える千葉。
昨夜の状況の中で、何故、難病だと言えるのか不思議でならなかった。