泣きたい夜には…~Shingo~
ひとみは真剣な眼差しを俺に向けると、
「慎吾、私…「お前…アメリカに行けよ!」
ひとみの言葉を遮って言った。
「えっ……」
ひとみは驚いて大きく目を見開いた。
「慎吾は、私がいなくなってもいいの?
私がアメリカに行くということは…一緒にいられないってことなんだよ!!!!」
今にも泣き出しそうなひとみの両肩に手を置くと、
「俺だって、お前と一緒にいられないのは辛い。でも、俺のために医者としての才能を潰して欲しくないんだよ!!!!」
「でも」
ひとみは言葉に詰まり、俯いてしまった。
「ひとみお前、アメリカに行くことになったら俺と別れなきゃいけないと思っているんだろ?」
俯いたままのひとみは無言で小さく頷いた。
「俺はお前と別れるつもりなんてないからな!別れるんじゃなくて、ほんのしばらく離れるだけだ。だって、一生行ってるわけじゃないだろ?」
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