Queen of the Night
そして、部屋にたどり着いたあたしは扉を勢いよく開ける。


そしてあたしは驚愕の光景を目にする。


『…え? 父様?母様?』


あたしが目にした光景、それは床に倒れている父と母。
あたしはすぐさま、2人にかけよる。


『どうしたの?何があったの?
父様!母様!』


近くで見た父と母には幾つもの傷があった。
すると、2人は微かに目を開ける。


「…リディア、にげ、なさい…!」


母があたしの手を握る。
と、そのとき。


「…おや? リディア様、お帰りは明日のはずでは?」


声がする場所、国王だけが座れる王座にある男が座っていた。

< 59 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop