Queen of the Night

過去へー2度目の裏切りー

城から逃げ出したあたし。
あれから3年の月日が経っていることに驚きつつも、騒ぎをおこなさないよう
正体を隠し荷物を運ぶ馬車の人に頼み、クライスト国からでた。



『ここがガーディ国。』


あたしが来た国は【ガーディ国】。
小さな国で、治安も少し悪い。


「ち、今日もボロ負けだ。」


「はは、だっせー!」


道端に座り込む者たち。


「おい、見ろよ。あれ。」


「へー、上玉じゃん!」


町人があたしに気づき、ニヤニヤしながら話している。

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