不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
風呂から出て
「お兄ちゃん遅いよ。何で後から入ったパパの方が先なのよ?」
陽菜からやいやい言われた。
「ま、涼もお年頃ってことだ」
「はぁ?」
「なに、それ?お兄ちゃん女の子みたい」
陽菜がケラケラ笑う。
もう、なんだよ、親父も陽菜も。
「お前な」
反撃に出ようとすると
「さ、晩御飯よ。早く座りなさい」
お袋…
本当に間がいいんだか悪いんだか。
テーブルに着いて
「今日は焼き肉か」
テーブルの上にはホットプレート。
「えぇ。陽菜のリクエストなの」
「うん。お肉もりもり食べて強くならなきゃ。凛ちゃんを守るんだから」
「ちょっと待て!何でお前が先輩を守るんだよ?」
ホットプレートに肉を並べながら
「だって凛ちゃん美人だしアイツ以外に狙ってる奴がいるかも知れないじゃん」
「……」
「だから凛ちゃんに変な虫が近寄らないように私がボディーガードしないと」
「クッ!へ、変な虫!クククク…ハハハ…」
親父!
俺を見てゲラゲラ笑い出した。
「どうしたの?パパ」
急に笑い出した親父を不思議そうに。
「陽菜、貴女が凛ちゃんを守らなくても凛ちゃんは自分で大丈夫よ。それに涼もいるし」
お、お袋!
陽菜に何を…