不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



「お兄ちゃん?ま、お兄ちゃんも頑張ってね。学校ではお兄ちゃんと悠ちゃんと千葉さんが頼りなんだから」

「はぁ?」

陽菜の言ってることがよく分からないのは俺だけ…じゃないか。

お袋も

「陽菜、学校では涼達に凛ちゃんのボディーガードになれと」

「そうよ。ママもそのつもりでしょ?」

「えっと…」

誰も陽菜の思考回路についていけない。

いや、親父はついていけるか。

さっきからゲラゲラ笑ってるし。

「さ、焼けたわよ。食べなさい」

「はぁ~い」

さっさと肉を(それを一番でかいのを)取っていく。

「うん、美味しい」

「たくさん食べなさいよ。涼も早く食べないと陽菜が全部食べちゃうわよ」

「ママ、私はそんなに食べません」

「いや、食うし」

「お兄ちゃん、何か言った?」

「いや、何にも」

肉を口に運んで

「ん、美味い」

「クククク…ハハハ…」

親父が大爆笑してる。

ほんと俺は陽菜には勝てない。


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