㈱恋人屋 TWICE!
「じゃあね、大地くん。」
「はい。お元気で。」
デパートを出る。
「この調子で今まで会った人達の所に行くの?」
「そううまくは行きませんって。さっきは偶然だったんですよ?」
「でも、何やってる人かは分かるんじゃない?」
「そうですけど…さすがにジャックくんとかは無理だし…そもそも外国人…。」
「ジャックくん?…あ、あの留学生だった子か。連絡先、持ってるよ?」
「えぇっ!?」
先輩の言い方があっさりとしていた分、驚きは倍増した。
「僕、前から知り合いだったんだよね。行きつけの喫茶店でバイトしてた。」
「留学生がバイト?」
「する人も増えてるみたいだよ?」
「そ、それはいいとして、連絡先持ってるんですか!?」
「うん。会う?」
「はい!」
先輩が電話をして十五分後。
近くの公園で待っていた私達は、聞き覚えのある声に耳をそばだてた。
「紗姫さ~ん!」
声のする方を見ると、そこにはあの時とほとんど変わらない、いかにもな外国人のジャックくんが手を振っていた。
「ジャックくん、久しぶり!」
「お久しぶりです!」
…相変わらず、日本語はぺらっぺらだけど。
「それにしても、先輩の知り合いだったとはね…。」
「あれ? 知らなかったんですか? 結城さんとは割と昔から仲いいですよ。」
「はい。お元気で。」
デパートを出る。
「この調子で今まで会った人達の所に行くの?」
「そううまくは行きませんって。さっきは偶然だったんですよ?」
「でも、何やってる人かは分かるんじゃない?」
「そうですけど…さすがにジャックくんとかは無理だし…そもそも外国人…。」
「ジャックくん?…あ、あの留学生だった子か。連絡先、持ってるよ?」
「えぇっ!?」
先輩の言い方があっさりとしていた分、驚きは倍増した。
「僕、前から知り合いだったんだよね。行きつけの喫茶店でバイトしてた。」
「留学生がバイト?」
「する人も増えてるみたいだよ?」
「そ、それはいいとして、連絡先持ってるんですか!?」
「うん。会う?」
「はい!」
先輩が電話をして十五分後。
近くの公園で待っていた私達は、聞き覚えのある声に耳をそばだてた。
「紗姫さ~ん!」
声のする方を見ると、そこにはあの時とほとんど変わらない、いかにもな外国人のジャックくんが手を振っていた。
「ジャックくん、久しぶり!」
「お久しぶりです!」
…相変わらず、日本語はぺらっぺらだけど。
「それにしても、先輩の知り合いだったとはね…。」
「あれ? 知らなかったんですか? 結城さんとは割と昔から仲いいですよ。」