【短編】 お見合い相手は高校生?!
「餃子とチャーハンも食べてみ」
彼女の皿に餃子とチャーハンを入れると、彼女は嬉しそうに食べていた。
「うっ、熱っ」
餃子を一口で口に入れた彼女は、あまりの熱さに口を押さえていた。
彼女のことだから何口かに分けて食べると思っていたので、驚いた。
「一口で食べるから」
と笑いながら言うと、彼女はまだ餃子を食べきれていないようで、辛そうにしていた。
「はぁ、だって、翔さんが美味しそうに食べてるから・・・」
俺の食べ方を真似したわけか。
「まぁ、こういう店では、こうやって豪快に食べる方が旨いからな」
「そうですね、美味しいです」
ニッコリと笑顔を向ける彼女は、チャーハンを大口で食べていた。
「ところで、なんで京府大学なんて見に行ったの?」
俺が聞くと、今まで楽しそうだった彼女の顔が曇った。
「・・・行きたかったからです」
「行きたかった?」
「正しくは、通いたかった。あの大学のある教授の講演を聞いたことがあって、あそこで勉強したいなぁって」
へ〜思ったよりしっかりした考えしてるんだ・・・。
「遥は高二だろ?今から勉強したら大丈夫じゃないのか?」
確かにレベルは高いが、清林女学院だったら狙えないこともないだろうに。
「・・・うちの学校、大学もあるし、親が許してくれないだろうし」
彼女は、自信なさ気に俯いて話していた。
前言撤回!やっぱり所詮お嬢様じゃないか!!