破滅の魔導師


あー、試合しに行かなきゃー、この子も連れてくか。


「あ、名前なんにしよーか」



うーん。ここはやっぱり

「シキ…」

ニャァオ


ん。気に入ったみたいだな。
シキはわたしの肩にのり頬ずりをしてくる。



可愛いなぁ。


『Aクラス、ユラさん。只今から試験を開始致しますので至急フィールドにお越しください。』


さっきの人とは違う女の人の声がする。


つか、やべーな。早く行かなきゃ


シキを肩にのせ走った。



あれ?
今日走ってばっかりな気が…

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