エリート同期のプロポーズ!?
ぼんやりしているあたしの前に、スッと手が差し出される。


「ほれ、立て立て」


「……ありがと」


央の手は、その細身の身体に似合わず、意外とがっしりしていて。


男の人なんだなぁ、と感じた。


男友達の手が暖かい位で、ちょっと泣きそうになるあたしは、きっと情緒不安定だ。


央は、優しい。


央にかかれば、世の中に悪い人なんていない、ってことになるんじゃないのかな。


そんな、信憑性のないリサーチ会社の診断だけど。


絢斗君を信じてみようかな?



急に結婚、じゃあ、あんまりだから、まずはお付き合いしようとか……提案してみるとか。


それも何だか恥ずかしいけど。
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