エリート同期のプロポーズ!?
央は、やっぱり見た目よりしっかりした身体をしている。


男の人、だから?


前にも手をつないだ時に思ったっけ。


頬から伝わる、ワイシャツ越しの央の体温でびっくりするくらい気持ちが落ち着く。


この背中は、もう沙耶香ちゃんの物。


……だけど一度だけ貸してください、これで最後にするから。




「……李花?」


央の声で我に返る。


ヤバいヤバいヤバい。


「ごめーん、なんか立ちくらみした!」


いつも通りの声音になるように気をつけて話しながら、ぐいっと身体を引き剥がす。


「大丈夫なのかよー?」


央が振り向……きそうになるより早く、あたしはちゃんと、笑顔を作る。


「だーい丈夫!!ごめんねー、ありがと!」


「……ちゃんと寝てろよ?」


「そーだね。なんかダルいからちゃんと寝とくわ。今日はわざわざありがとう!山田さんによろしく!」


早口で畳み掛ける。


心配そうな央に手を振りながらドアを閉める。


あたし、ちゃんと″友達″やれてたかな?
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