エリート同期のプロポーズ!?
絢斗君は、うろうろとお店の入り口付近やら窓の辺りを見て回っている。


なんだろう?


よっぽどこのお店に来たかったのかな?




……あの人、あたしの彼氏なんだ。


ぼんやりとそんなことを考える。


……それで、ゆくゆくは結婚とか……するのかな?


窓越しに目が合う。


そりゃそうか。

こっちからだけ見えているような気分でじろじろ見てしまったけど、あっちからも同じように見えているんだよね。


よかった、鼻とかほじらないで……いや、普段からあんまりやらないけど。


いやいや。あんまりっていうか、ほじりませんけど!!


絢斗君が、ちょっと手をあげてから、車に戻ってくる。


「いやー、お休みだわ」


……見て分かるっての。


思わず小さく吹き出すあたし。


「……どうかした?」


「だって、降りなくても分かるのに、と思って……」


「え、嘘だろ、なんで?」


「なんでって……電気も落ちてるし、駐車場に他に車もないし……確信はないけど、なんとなく」
< 235 / 376 >

この作品をシェア

pagetop