エリート同期のプロポーズ!?
「久し振り!うーい、はい乾杯!玉の輿、おめでとーん」


央が持っていたジョッキをあたしのジョッキに軽くあてる。


カン、と涼しげな音が響く。


「いや、別にあたしは結婚決まってないし……て言うか、」


言いかけて思わず口をつぐむ。


央の


″言わないで″


というアイコンタクトをキャッチしてしまったから。


共犯者、って、訳じゃないけれど。


あたし達の周りだけ、一瞬空気の感じが変わったような。



「ね、さっきのアクアパッツァ、美味しかった!食べた?」


「今来たばかりの俺になんて酷な情報を……」


「よし、見てこよーっと!」


志帆が席を立つ。


「あたしも!李花の取ったそれ食べたい!何ー?」


摩耶があたしのお皿を指差す。


たんまり取ったもんだから、まだまだ沢山乗っていて……


「オリーブの、何か……」


「手がかり、少なっ!」
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