エリート同期のプロポーズ!?
「よし、ここ座って食べよっと」


ひとしきり笑って気が済んだのか、絢斗君がベンチに座る。


「凄いな、お月見ピクニックだ」


夜空に月は見えないけれど……と何となく見上げていると……


「座りなよ」


絢斗くんの隣の辺りをポンポンされる。


「……あ、お邪魔しまーす」


「わ、このチョイス凄いな」


「あ、ごめん、苦手なのある?」


「いや、辛子高菜も明太マヨも好きだけど……普通梅とか昆布にしない?」


……そう言われてみれば、確かに……


「ごめん……」


「なんで謝ってんの、俺どっちも大好きだし。あ、唐揚げもあるー。ビール飲みたくなるね」


「あ、買ってこようか?」


「いいよいいよ、お手伝いさんじゃないんだから」


……お手伝いさん。


やっぱり、絢斗君ってちょいちょい懐かしい言葉を使う。


まぁ、別にいいんだけど。


そういう人あたしの周りに多いしね。
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