エリート同期のプロポーズ!?
あたしの卑屈なオーラに気がついたのか、沙耶香ちゃんが、じっと見るのを止めてポーチからグロスを取り出す。


……偉いなぁ、小まめにメイク直すのか……さすがマドンナ……


「絢斗と付き合ってるんですか?」


…………あら?


グロスを塗りながら、何でもない風に言われると逆に際立つんですけど。


沙耶香ちゃん、もしかして……



「絢斗君のこと、知って……「付き合ってましたよ」


被せてきたーーーーーーー!


知り合いどころか、付き合ってた宣言だし。


何これ?何これ?なんでそんな、なんか威圧的なのよ……。


口調は柔らかいし、何なら表情なんて微笑んじゃってるし。


……だけど、オンナの勘。


沙耶香ちゃん、何故か挑発気味なんですけど……。
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