エリート同期のプロポーズ!?
あたし、今までの人生、平和だったから。


どっちかと言うと、親や先生の顔色バリバリ窺う優等生タイプで。


特に目立つ訳でもかわいい訳でもなかったから、誰かとオトコを取り合ったことなんてない。


世間一般で言われる、いわゆる『修羅場』も経験した事がない。


だから……敵意、まではいかないものの、こんな複雑な感じで人と対峙するの、生まれて初めてかも……。



怖いんですけど……。


帰りたい……。


こんなときに限って誰もトイレに来ないし。


とりあえず、あたしに戦意は無いことを伝えよう。


「うん、一応付き合ってる形ではあるよ」


表現を曖昧にして誤魔化しているとかではなくて、本当にこんな言い方になってしまうような、今現在のあたしと絢斗君の関係。
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