エリート同期のプロポーズ!?
「うふふ、そうなんですね」


……笑ってる。しかも、うふふだって……。



沙耶香ちゃんは、鏡から目を離さずに、髪の毛をさささっと直す。


えーーと……あたしの存在丸無視??


て言うか、元カノって、沙耶香ちゃんのことだったのか……


真剣に誰だか考えもしなかった。


知り合い、って言ってたから会社の人かなー?とは思ったけど、うちの会社、それなりに人多いし。



だけど、沙耶香ちゃんなら何だか納得。絢斗君と並んだら、さぞかし絵になるでしょうに……


絢斗君、なんでこの子を振ってあたしに……?


やっぱり、おかしい。


「じゃ、お先に失礼しまーす」


ちょっと直しただけで、かわいさ2割増しって感じの沙耶香ちゃんに半分見とれつつ、出て行こうとするルートの道を後ろに下がって開ける。
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