エリート同期のプロポーズ!?
あ、そうだ……


沙耶香ちゃんがそんな話をしてくるのなら。


央の顔が思い浮かぶ。


央がごちゃごちゃと濁すなら、いっそのこと沙耶香ちゃんに聞いてみる……?



あたしが開けたスペースを、沙耶香ちゃんが通り過ぎる。


ふわん、と、いつものいい香り。


「あの……央と……」


うまくいってるの?

どうなってるの?


……どっちを聞いても角が立つ気がして、思わず言い淀む。



一瞬、沙耶香ちゃんが立ち止まって……


あたしに、凄く、物凄くかわいい笑顔を見せて、会釈をすると、出ていってしまった。


……む、無言……。


あたしは、あの笑顔から一体何を読み取ればいいのでしょう?


沙耶香ちゃんのさらさらのストレートロングが揺れる後ろ姿を眺めることしか出来なくて。
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