エリート同期のプロポーズ!?
そして、ついでに。


ビアガーデンの帰りにそそくさと消えて行った後ろ姿がフラッシュバック。


あたし、折角絢斗君のこと少しずつ好きになってたのに……。


絢斗君の時折見せる冷たい空気と。


央と沙耶香ちゃんの何だかおかしな感じと。


……そんなことくらいで、すぐに『好き』が揺らいでしまう。


幸せになりたいのに。


きちんと絢斗君に向き合いたいのに。



あたしは、まるっきり逆恨み的な感情で、呑気に突っ立っている央を直視出来なくて。


「……具合でも悪いのか?」


央が心配そうに覗きこむ。


やめてほしい。


中途半端な友情で、あたしを振り回さないで欲しい。


あたしは、絢斗君と結婚するんだから。


幸せに、なるんだから。
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