エリート同期のプロポーズ!?
「…………これうまいよね」


気がついたら、央はさっきのあたしの野菜ジュースを持ってきていて。


プシュ、と良い音を立ててプルタブを引き上げ、ごくごくと飲んでいた。


「……130円になります」


「出世払いするから」


「それは、出世するのが前提の人が使って良い逃げ道でしょーな」


「もー、何かりかりかりかりしてんだよー」


危うく、いつもの感じに持っていかれそうになる。


違う違う。


もう、誤魔化されない。




「沙耶香ちゃんと、幸せにやってるんだよね?」


すぅ、と息を吸ってからはっきり、聞こえるように言う。


「…………」


雰囲気で察したのか、央が缶をくるくる回しながら黙りこむ。
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