惑わしの5days・番外編集
何これ何これ!冴城君がまるでエサをお預けにされた柴犬みたいなんですけどっ!無性に頭ナデナデしたいんですけど!!


キュンキュン締め付けられる胸を押さえている内に、瞳のウルウル攻撃を強める冴城君。


萌え半分、罪悪感半分に包まれた私は、暫し考えた。


私、冴城君に初めて“栞”って呼んで貰った時、凄く嬉しかったっけ………


ずっと冴城君は光に成り済ました私の事名字で呼んでて、図書室で告白された時も“光”と呼ばれた瞬間目の前が真っ暗になった。


だから余計に入れ替わりが終わった後名前で呼ばれた時は、涙が出る程嬉しかったんだ。
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