僕の幸せは、星をめぐるように。


☆ ★ ☆


「やべーたりねー! 今10人待ちなんすけどぉ」


ガヤガヤしている調理室に、顔を白塗りして全身青タイツを着用したクラスのイケメンが慌てて駆け込んできた。


「あードラちゃんちょっと待って、今揚がるから!」


ユカチンが急いで、沸騰した油からからあげをすくい上げていく。


フランクフルトと新じゃがチームは、外の店で調理しているけど、

揚げ物調理はこの調理室内のみと決まっているため、わたしたちはてんてこまいで作業に勤しんでいた。


他の台では、3年生がドーナッツをのんびり揚げていたり、1年生がヒマそうにだべっていたりしている。


1年2組の模擬店は、

ちょうど校舎を出てすぐのスペースをゲットできたこともあり、

お客さんで溢れかえっているらしい。


もちろん、からあげの評判はめちゃくちゃ良いとのこと。やった!


そして、2日目の昼ごろに鶏肉が全て無くなり、売切御礼となった。


「やったね。これで軽音のステージゆっくり見れるべ」


後片付けをしながら、ユカチンがそう言う。

お、確かに!


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