僕の幸せは、星をめぐるように。
教室に入ると、
「やべぇ~。からあげこれマジ美味くね?」
「絶対売れるわ! これで打ち上げ費用ガンガン稼ぐべ!」
と、腹ペコな設営班と販売班のクラスメイトたちに一気に囲まれた。
わたしも阿部くんもその勢いに驚きつつも、いつのまにか笑っていた。
一生懸命作ったものを、みんなが笑顔で食べてくれる様子に嬉しさを感じた。
それからしばらく、みんなの作業風景を眺めてみた。
あまりやる気がなさそうな人たちが設営班に所属し、だべりながら模造紙とポスカで看板を作っている。
棒つきのものを売るため、店名は『ぼーや(棒屋)良い子だ金出しな』になっていた。
なんじゃそりゃ。
販売班は主にクラスのイマドキ系男女が集い、衣装やメイク道具を使ってキャピキャピ準備している。
当日は、コスプレをして売り子をするらしい。
俺、セーラー○ーン! あたしマーキュ○ー! などと盛り上がっていた。
何だかんだ言って、体育大会の頃よりも、クラスメイトたちがそれぞれの役割を全うしながら、
みんなで楽しく文化祭を成功させようとしているように見えた。