僕の幸せは、星をめぐるように。


母は自由人だ。


臨時職員やパート、ボランティアなど、

いろいろなことに手を出しては、仲間を作って。


フェイスブックには毎回たくさんのコメントがついている。

わたしの小学校の時の担任とも繋がっていたのはびっくりしたけど。


あと、時々仲間と海外旅行に行ったり、

よく分からないマイナースポーツの大会で地方に行ったり、

かと思えば、家の中でK-POPの動画を見まくっていたり。


そんな母から、意外な答えが返ってきたものだから、

わたしは、その集団生活とやらを学ぶために、再び学校に行き出した。


そうすると、少しだけ見えた。


クラスの友達は、可愛そうと言って、

松葉杖でひょこひょこと歩くわたしを支えてくれた。


きっとこれは、わたしのことを可愛そう、助けてあげなきゃと思う集団なのだと。


その思いを受けて、

わたしは、ありがとう、みんながいてくれて助かった~、なんて言葉を意識的に発していた。


本当にわたしのことを心配してくれる友達がいたのかは、分からない。


でも、階段の上り下りや、移動教室の時の荷物持ちなど、みんなのおかげでわたしが助かっていたのは事実である。
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