やさしい手のひら・後編
私は5歳児のクラスの担任になった
「亜美先生これやって」
クラスの男の子が私に言った
「一度自分でボタン閉めてみようね。出来なかったら先生が手伝ってあげるよ」
子供達には最初から手を差し伸べるのではなく、やって出来ない時に手を差し伸べる
私は園児と同じ目線にしゃがみボタンを締めるのを見守った
「上手だね。自分で出来たね」
「うん、できた」
出来たことに喜ぶ園児を見ると私まで嬉しくなる
「頑張ったね」
ニコニコ笑う顔に癒される
私が保育士になりたかったのはきっとこの笑顔が好きだから
「亜美先生、お散歩の準備できました?」
私より一年先にいる先輩の夏希先生が私に言った
「はい、準備出来ました」
私は園児達を玄関に行かせ、一人一人に目を配り全員いるか確認した上で夏希先生のクラスと一緒に散歩へと出発した
「亜美先生これやって」
クラスの男の子が私に言った
「一度自分でボタン閉めてみようね。出来なかったら先生が手伝ってあげるよ」
子供達には最初から手を差し伸べるのではなく、やって出来ない時に手を差し伸べる
私は園児と同じ目線にしゃがみボタンを締めるのを見守った
「上手だね。自分で出来たね」
「うん、できた」
出来たことに喜ぶ園児を見ると私まで嬉しくなる
「頑張ったね」
ニコニコ笑う顔に癒される
私が保育士になりたかったのはきっとこの笑顔が好きだから
「亜美先生、お散歩の準備できました?」
私より一年先にいる先輩の夏希先生が私に言った
「はい、準備出来ました」
私は園児達を玄関に行かせ、一人一人に目を配り全員いるか確認した上で夏希先生のクラスと一緒に散歩へと出発した