元殺し屋と、殺し屋
「・・・なるほど、話はわかった。
お父様に話してこよう」
「お願いします、ボス」
実はボスは俺らと同い年。
表に出るのは、少々快楽殺人者の気がある父親だが、本当のボスはその息子だ。
暫くして、息子であるボスが出てきた。
「お父様が承諾した。
協力しよう。
・・・実際に協力するのは俺ではないが」
「では、どなたが?」
「今呼んだ。もうすぐ来るだろう」
その後だ。
ブラックキャット最上階にあるボスの部屋の扉が開いた。
「お呼びですか」
「呼んだ。そこに座れ」
入ってきたのは、ボサボサ頭のまあまあイケメンな男性。
「澪鵺。
コイツはブラックキャットの情報屋、コードネーム・アイスだ」
「初めまして。神崎澪鵺と言います」
「和泉氷です」
ボスの前だと言うのに、男性―――氷さんは落ち着いていた。