裏腹な彼との恋愛設計図
どんどん私の紙皿にお肉を乗せる柊さんは、珍しく笑みを見せながらビールを飲んでいる。

その飲み方も、上下に動く喉仏もとってもセクシー。CMを見ているようだなぁと、内心ウットリしながら眺めていると。


「ちょっとー紗羽さん!」

「わぁ!?」


ドンッとぶつかる衝撃とともに、横から矢城くんが私の肩に腕を回してきた。

ココアブラウンの髪が顔にかかり、その近さにドキンと心臓が跳ねる。


「なっ、矢城くん!?」

「なぁにイチャイチャしてんすか~。紗羽さんは俺のもんでしょーが!」

「も、もしかして酔ってる?」


なんか目がとろんとしてるし、微妙に呂律が回ってないし……。


「あっちで飲もー。ほらほら行きますよ~」

「ちょっとぉ!」


矢城くんは肩を抱いたまましゃがんでいた私を立たせ、テーブルの方へと連れ去る。

いや、私に寄り掛かるようにして歩いてる? 完璧酔っ払いだ!


二人でよたよたと歩きながら後ろを振り返ると、柊さんからは笑顔が消えていて、険しい表情でビールを呷っていた。

また不機嫌モード?

あれ、これって、もしかして……

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