裏腹な彼との恋愛設計図
──とくん、と音を立てて、甘いキャンディーが一つ胸の中に落とされたような気分。

こういう小さな愛を、きっと彼は少しずつ与え続けて、大きな幸せにしてくれるのだろう。


お互いに顔をほころばせると、また吸い寄せられるようにキスをして。

私は彼の重みとともに、ゆっくりとベッドに背中を預けた。


彼の手や唇に身体中を愛撫されつつ、邪魔な服を脱がされていく。

最後にこんなことをしたのは何年前だったか覚えていない。あぁ、心臓がはち切れそうなくらいドキドキする……!

そして、胸を締め付けていたブラが解放された瞬間、反射的に腕で隠そうとすると。その手は除けられ、シーツに縫い止められた。


そして、何故かじっと胸を観察するように眺める隼人さん。

えぇぇ、これは例の羞恥プレイか何かですか!?


「や……っ、隼人さん、恥ずかし……!」


そんなに見ないで!と叫びたい気持ちで悶えていると、彼は何故か眉根を寄せてぼそっと呟く。


「……黒子なんてねぇじゃねーか」


……はぃ? ホクロ?

< 264 / 280 >

この作品をシェア

pagetop