裏腹な彼との恋愛設計図
隼人さんはくたりと力を抜いて息を調える私を見下ろすと、ぺろりと唇を舐め、色気を振りまいて問い掛ける。


「まだイケる?」

「わ、わかんな……」

「無理とは言わせないけどな」


うわぁ、Sっ気炸裂。

ドキリとする私に悪戯っぽく口角を上げると、彼は素早く服を脱ぎ捨てる。

程よく筋肉のついたしなやかな身体にときめいている間にも、彼は私の脚を開かせた。


──ゆっくりと重なる熱、重なる鼓動に、言葉では言い表せないほどの幸せを感じる。

やっと、やっと私達は繋がれたんだ。

感極まって、涙が溢れる。


でも、十年が経った今だからこそ、あの頃にはない愛おしさを分け合うことが出来るのだと思う。

今みたいに、指と指を絡めながら「愛してる」とお互いに囁き合うことも。


汗ばむ肌を密着させ、心も裸になってぴたりとくっつけた私達は。

快感の高みを目指しながら、幾度となく愛を確かめ合うのだった──。


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