裏腹な彼との恋愛設計図
*
想いが通じ合って、約二週間。
隼人さんは新科店でこれまで培ったプランナーの力を発揮しているようで、新人さんも順調に成長してきているらしい。
お互い休みの前日は、どちらかの家で甘い時間を過ごしている。
隼人さんがいないオフィスでは、私達が付き合い始めたことを知ると、もう言いたい放題の毎日。
「俺、マジでいいアシストしたと思ってます!」
「よくやったな。見直したぞ矢城」
矢城くんは私達を引き合わせてくれた手柄を自慢げに話しているし。
でも、隼人さんが留年したということや過去の諸々は、内緒にしてくれているからありがたい。
そんな矢城くんは、古賀さんから受け取った図面を眺めながら言う。
「古賀さんもいい加減、絵梨子さんから卒業したらどうですか?」
「俺はまだフラれてねぇからな。告白もしてねぇし」
「あんたヘタレじゃんか!」
デスクの上に図面を放って天を仰ぐ矢城くんに、腕組みをしてガハハと笑う古賀さん。
二人のやり取りに笑いつつ、私は今月のニュースレターをひたすら印刷していた。
そこへ資料を持った絵梨子さんが通り掛かったので、私はコソッと耳打ちする。