幼馴染みはイジワル課長
私は大きく息を吸ったあと会議を最後まで進めた。今の恥ずかしいスピーチの後だからか、緊張はいつの間にか溶けてなんだか自分らしくいられた気がする。
そして会議は無事に終了。最後の挨拶を終えると私の周りに社員達がぞろぞろと集まって来た。
「いや~君面白いね!久しぶりに心がウキウキとしたよ♪若いっていいな」
「ありがとうございます!」
褒めてくれた。嬉しい…
他にも私のことを褒めてくれた人がたくさんいた。泣きそうになったがぐっとこらえていると、後ろで金城さんがこっちを睨んでいるのが見えた気がした…
社員達が会議室から出て行き、私と課長は後片付けに入る。私は自分のパソコンをシャットダウンさせてカバンにしまった。
「疲れたか?」
口数が少ない私を気にかけてくれる課長。
「あ、ええちょっと…」
「まあ当然だな」
緊張の糸が切れたからかなんかぼーっとする。急にお腹も空いてきたし…
「よく頑張った…お前を誇りに思う。俺も課長として鼻が高いぞ」
「っ………」
後ろから私の頭をぽんと撫でてくれる課長。その瞬間こらえていたものが一気に流れてきた。
「うっ………」
「…澤村?」
目からボロボロと涙が溢れ、課長はそんな私を見て驚いている…
「あんなスピーチ…嘘です!私…課長には甘えて迷惑ばかりかけてるのにっ…」
「……桜花…」
「今だって…課長の前で泣いてる時点で…課長に甘えてる…こんな自分大嫌い……」
なんであんなこと言ったの?まるで一人で頑張ってるみたいなことをなんで言っちゃったんだろ…
私の周りにはいい人がいっぱいいるのに…初会議の日に、声をかけてくれる人がたくさんいるのに……
だけどどうして…一人ぼっちのような気がするの…なんでこんなに寂しいの…
グイッ
え…
突然課長に腕を掴まれて引っ張られると、私は課長に抱きしめられていた…
片方の課長の手は私の回しもう片方の手は私の頭の後ろにある。
これは…夢…?
現実…なの……
「甘えていい。つーかもっと俺に甘えろよ…」
「碧…」
声を聞いてわかる。今は課長ではなく碧として言っていることが…
「俺は…お前に甘えられてないと寂しいんだよ…」
「…」
「大人になったからって離れて行くな…」
「…」
碧……
私は碧の腕の中でしばらく泣いた。碧は私の頭を優しく撫でながらずっと抱きしめてくれた。
「もう泣くな…散々泣いただろう…」
「ぅ、ん…」
そっと体を離すと碧は私の顔を覗き込んだ。そしてスーツのポケットからハンカチを出して、私の目もとをそっと拭いてくれる。
「お前が泣いてると…俺も悲しくなるな…」
碧は控えめに笑って言う。
「子供の時からお前に泣かれると弱かったよ俺は…」
「そうだったの…?」
「ああ…お前が泣いてるとほっとけなくてお前をあやすことが多かった。お前はよく泣いてたからな…おかげで泣き止む方法を見出した」
「何んなの?」
「食い物で釣る」
は……?
そして会議は無事に終了。最後の挨拶を終えると私の周りに社員達がぞろぞろと集まって来た。
「いや~君面白いね!久しぶりに心がウキウキとしたよ♪若いっていいな」
「ありがとうございます!」
褒めてくれた。嬉しい…
他にも私のことを褒めてくれた人がたくさんいた。泣きそうになったがぐっとこらえていると、後ろで金城さんがこっちを睨んでいるのが見えた気がした…
社員達が会議室から出て行き、私と課長は後片付けに入る。私は自分のパソコンをシャットダウンさせてカバンにしまった。
「疲れたか?」
口数が少ない私を気にかけてくれる課長。
「あ、ええちょっと…」
「まあ当然だな」
緊張の糸が切れたからかなんかぼーっとする。急にお腹も空いてきたし…
「よく頑張った…お前を誇りに思う。俺も課長として鼻が高いぞ」
「っ………」
後ろから私の頭をぽんと撫でてくれる課長。その瞬間こらえていたものが一気に流れてきた。
「うっ………」
「…澤村?」
目からボロボロと涙が溢れ、課長はそんな私を見て驚いている…
「あんなスピーチ…嘘です!私…課長には甘えて迷惑ばかりかけてるのにっ…」
「……桜花…」
「今だって…課長の前で泣いてる時点で…課長に甘えてる…こんな自分大嫌い……」
なんであんなこと言ったの?まるで一人で頑張ってるみたいなことをなんで言っちゃったんだろ…
私の周りにはいい人がいっぱいいるのに…初会議の日に、声をかけてくれる人がたくさんいるのに……
だけどどうして…一人ぼっちのような気がするの…なんでこんなに寂しいの…
グイッ
え…
突然課長に腕を掴まれて引っ張られると、私は課長に抱きしめられていた…
片方の課長の手は私の回しもう片方の手は私の頭の後ろにある。
これは…夢…?
現実…なの……
「甘えていい。つーかもっと俺に甘えろよ…」
「碧…」
声を聞いてわかる。今は課長ではなく碧として言っていることが…
「俺は…お前に甘えられてないと寂しいんだよ…」
「…」
「大人になったからって離れて行くな…」
「…」
碧……
私は碧の腕の中でしばらく泣いた。碧は私の頭を優しく撫でながらずっと抱きしめてくれた。
「もう泣くな…散々泣いただろう…」
「ぅ、ん…」
そっと体を離すと碧は私の顔を覗き込んだ。そしてスーツのポケットからハンカチを出して、私の目もとをそっと拭いてくれる。
「お前が泣いてると…俺も悲しくなるな…」
碧は控えめに笑って言う。
「子供の時からお前に泣かれると弱かったよ俺は…」
「そうだったの…?」
「ああ…お前が泣いてるとほっとけなくてお前をあやすことが多かった。お前はよく泣いてたからな…おかげで泣き止む方法を見出した」
「何んなの?」
「食い物で釣る」
は……?