幼馴染みはイジワル課長
するとすぐにスマホが震え碧からの碧からの着信が来て、私はドキドキしながら電話に出た。
「もしもし?」
「…俺。さっき帰って来た」
電話越しに聞こえてくる碧の声は、やっぱりすごくかっこいい。気のせいだとは思うけど直接聞くのとなんか違う気がするんだよな…もちろん生の声も好きだけど電話越しで聞く碧の声は特別な感じがする。
「どうだった?部長の様子はどんな感じ…?」
「一言で言うと死んでた」
「な、なにそれ…」
想像していた以上の答えが返って来て、驚いた私はすぐに聞き返した。
「奥さんはすごく機嫌が良くてペラペラ喋ってる感じだったんだけど…隣にいる部長はずっと上の空で魂が抜けたみたいだった。おかげで俺が奥さんの相手して疲れたよ…まあ面倒くさい事は特になかったけど」
碧はハァとため息をつき、声を聞いただけで今日は疲れたのだとわかる。
「部長どうしたんだろうね」
「…やっぱり山城の事引きずってるんじゃないのか?山城を振ったのはなんか訳があるんだろ…今日の部長見ててそんな感じしたし」
「え?何?」
ぼそぼそと言う碧の声が聞き取れず、もう一度聞き直す私。
「…なんでもない。それより山城は?まだお前の家にいるのか?」
「ううんさっき帰ったよ。家まで車で送ってあげたんだけど歩未ちゃんは徐々に元気になってるよ」
カラ元気だってことはわかってるけど、確実に吹っ切ろうとしてるのはわかる。頑張って前に進もうとしてるんだよね…
「車?お前の運転で行ったのか…?」
「そうだけど…?」
すると受話器から碧のはぁぁと言う、深いため息が聞こえてくる。
「なにそれ!?」
「…お前みたいなやつがその辺うろうろ運転してると思うとこれから道路に出るのが怖くなると思ってさ」
「私だって運転出来ます!」
前は自信なくてあんまり乗らなかったけど、最近休みの時はたまに乗るからもうペーパーではないし…
「なにはともあれ山城が少しでも立ち直ったなら安心したよ。昨日は今にも死にそうな雰囲気だったから」
逸れた会話を元に戻す碧に、私もまた切り替えて話す。
「そうだね。本人はまだ無理してると思うんだけど少しずつ元気になってるのは確かだよ。明日は会社にも来るって言ってたし」
「そうか。良かったな」
やっぱり歩未ちゃんが会社にいないと寂しいし心細いよ…歩未ちゃんは同期である前に友達だしね。
「…それにしても…部長はなんで俺と奥さんを会わせたんだろうな」
「うーん…」
部長は何考えてるんだろ。しかも食事中はずっと上の空だったらしいしますますわかんない…
「…ちょっと部長に腹が立つな。歩未ちゃんの事は振っておいて、碧に奥さんとの仲を見せつけるような事してさ…」
歩未ちゃんの味方である私からするとたたえ部長は楽しんでなかったとしても、そういうことされるとムカつくかも。
「お前の気持ちもわかるよ。とりあえず元サヤに戻って良かったって思うしかないな」
「元サヤかぁ…」
なんか納得出来ないな。私は腑に落ちないような口調で言った。
「不満なの?」
「…ちょっとね」
被害者は奥さんだったはずなのに、今は歩未ちゃんのような気さえしてくる。男って噂通り勝手なんだな…
やっぱり私は絶対に結婚なんかしない。
「桜花が今どんな顔してるかわかる」
「えっ、な、なんでっ…」
「もしもし?」
「…俺。さっき帰って来た」
電話越しに聞こえてくる碧の声は、やっぱりすごくかっこいい。気のせいだとは思うけど直接聞くのとなんか違う気がするんだよな…もちろん生の声も好きだけど電話越しで聞く碧の声は特別な感じがする。
「どうだった?部長の様子はどんな感じ…?」
「一言で言うと死んでた」
「な、なにそれ…」
想像していた以上の答えが返って来て、驚いた私はすぐに聞き返した。
「奥さんはすごく機嫌が良くてペラペラ喋ってる感じだったんだけど…隣にいる部長はずっと上の空で魂が抜けたみたいだった。おかげで俺が奥さんの相手して疲れたよ…まあ面倒くさい事は特になかったけど」
碧はハァとため息をつき、声を聞いただけで今日は疲れたのだとわかる。
「部長どうしたんだろうね」
「…やっぱり山城の事引きずってるんじゃないのか?山城を振ったのはなんか訳があるんだろ…今日の部長見ててそんな感じしたし」
「え?何?」
ぼそぼそと言う碧の声が聞き取れず、もう一度聞き直す私。
「…なんでもない。それより山城は?まだお前の家にいるのか?」
「ううんさっき帰ったよ。家まで車で送ってあげたんだけど歩未ちゃんは徐々に元気になってるよ」
カラ元気だってことはわかってるけど、確実に吹っ切ろうとしてるのはわかる。頑張って前に進もうとしてるんだよね…
「車?お前の運転で行ったのか…?」
「そうだけど…?」
すると受話器から碧のはぁぁと言う、深いため息が聞こえてくる。
「なにそれ!?」
「…お前みたいなやつがその辺うろうろ運転してると思うとこれから道路に出るのが怖くなると思ってさ」
「私だって運転出来ます!」
前は自信なくてあんまり乗らなかったけど、最近休みの時はたまに乗るからもうペーパーではないし…
「なにはともあれ山城が少しでも立ち直ったなら安心したよ。昨日は今にも死にそうな雰囲気だったから」
逸れた会話を元に戻す碧に、私もまた切り替えて話す。
「そうだね。本人はまだ無理してると思うんだけど少しずつ元気になってるのは確かだよ。明日は会社にも来るって言ってたし」
「そうか。良かったな」
やっぱり歩未ちゃんが会社にいないと寂しいし心細いよ…歩未ちゃんは同期である前に友達だしね。
「…それにしても…部長はなんで俺と奥さんを会わせたんだろうな」
「うーん…」
部長は何考えてるんだろ。しかも食事中はずっと上の空だったらしいしますますわかんない…
「…ちょっと部長に腹が立つな。歩未ちゃんの事は振っておいて、碧に奥さんとの仲を見せつけるような事してさ…」
歩未ちゃんの味方である私からするとたたえ部長は楽しんでなかったとしても、そういうことされるとムカつくかも。
「お前の気持ちもわかるよ。とりあえず元サヤに戻って良かったって思うしかないな」
「元サヤかぁ…」
なんか納得出来ないな。私は腑に落ちないような口調で言った。
「不満なの?」
「…ちょっとね」
被害者は奥さんだったはずなのに、今は歩未ちゃんのような気さえしてくる。男って噂通り勝手なんだな…
やっぱり私は絶対に結婚なんかしない。
「桜花が今どんな顔してるかわかる」
「えっ、な、なんでっ…」