幼馴染みはイジワル課長
「お前の腑に落ちない時の顔は子供の時から知ってる。ブーたれたマヌケな顔」
「うるさいな!」
どうせマヌケ顔ですよ!と怒る私に、ハハハと笑う碧の笑い声が私の耳に響き、からかわれているのにすごく嬉しくて心地良くなった。
「明日から山城と部長は会社で気まずくなると思うけど、お前は山城をフォローしてやれ」
「わかった」
碧は優しいな。部長の事も歩未ちゃんの事もちゃんと考えてる…めんどくさい事には関わりたくないとか言ってるけどちゃんといつも考えてるんだよね。
「そういえばおじちゃん達は旅行から帰ってきたのか?」
「うん!今さっき」
「そうか。ならいい…じゃあ明日」
「うん、また明日」
私はそっとスマホを離して電話を切り、ベットにドカッと寝転んだ。
なんだかここ数日で碧との距離がすごく近くなった気がするな…何年も碧を避けていたあの頃はまるで無かった事みたいだ。
碧に告白するって決めたけどその後も今の関係を続けることは本当に出来るのかな。それがやっぱり一番心配…
…だけどもう決めた事だしいいや。そんなの今考えても仕方が無いしね。歩未ちゃんの前で決めたことなんだからちゃんと実行しなくちゃダメだ。
私はベットに寝転がり天井を見上げながら、改めて碧に告白する決意をした…ちょっと大人になって自分自身が強くなったような気がした。
翌日。いつもの時間に起きて会社に向かいオフィスに着くと、私のデスクの隣に歩未ちゃんが座っていた。
「おはよう!」
「おはようー!昨日は本当にありがとね。お世話になりました」
私が自分のデスクに座るなり、歩未ちゃんは私にお礼を言って軽く頭を下げる。
「いいのいいの。本当に大丈夫?」
会社で部長と一緒だと色々と思い出しちゃうんじゃ…?
「大丈夫ではないけど…大丈夫だよ。仕事なんだからしっかりやらないとね」
「歩未ちゃん…」
痛々しく笑う歩未ちゃんを見てまた胸が痛くなった。同時に部長に対しての怒りがどんどんと増してくる。
「もっと仕事覚えてできる女になってかっこいい彼氏見つけて部長を見返してやるんだから♪」
歩未ちゃんはメイクで目の腫れをごまかしているみたいだったけれど、私には昨日もあれから泣いたって事は隠せなかった。
私が歩未ちゃんの手をそっと握ると、歩未ちゃんが精一杯の笑顔を見せてくれて少し泣きそうになってしまった…
部長に本気で腹が立った。
「……ーーではこれで朝礼を終わります。10分後ミーティングがあるので送れないように」
社員が全員出勤して定時の時間になると朝礼が始まった。朝礼を仕切る部長は髪を切っていて、先週よりも垢抜けて見えた。
なにイメチェンしてんの…リア充してますアピールなの?イライラする…
「澤村」
「あ、はい!」
朝礼が終わり課長のデスクに向かう途中にそんな事を考えていたら、課長に名前を呼ばれきごちない返事をする。
「ミーティング前にこの資料をコピーしてくれないか?これとこれを10部ずつ」
「わかりました」
課長から分厚い資料を受け取る。
「…どうかしたか?」
「え…」
デスクに座りパソコンと向かいながら、課長は私の顔を覗き込んでくる。
「え…いや、別に」
「何かあったのか?」
「…」
部長のことでモヤモヤしてるの顔に出てたかな?仕事中なのにこんなこと考えてることが課長にバレたらまた怒られるかも。適当にごまかしちゃえ!
「えっ、と…両親が旅行で買ったお土産を課長にって預かって来たのでいつ渡したらいいかなーっと思って…」
「うるさいな!」
どうせマヌケ顔ですよ!と怒る私に、ハハハと笑う碧の笑い声が私の耳に響き、からかわれているのにすごく嬉しくて心地良くなった。
「明日から山城と部長は会社で気まずくなると思うけど、お前は山城をフォローしてやれ」
「わかった」
碧は優しいな。部長の事も歩未ちゃんの事もちゃんと考えてる…めんどくさい事には関わりたくないとか言ってるけどちゃんといつも考えてるんだよね。
「そういえばおじちゃん達は旅行から帰ってきたのか?」
「うん!今さっき」
「そうか。ならいい…じゃあ明日」
「うん、また明日」
私はそっとスマホを離して電話を切り、ベットにドカッと寝転んだ。
なんだかここ数日で碧との距離がすごく近くなった気がするな…何年も碧を避けていたあの頃はまるで無かった事みたいだ。
碧に告白するって決めたけどその後も今の関係を続けることは本当に出来るのかな。それがやっぱり一番心配…
…だけどもう決めた事だしいいや。そんなの今考えても仕方が無いしね。歩未ちゃんの前で決めたことなんだからちゃんと実行しなくちゃダメだ。
私はベットに寝転がり天井を見上げながら、改めて碧に告白する決意をした…ちょっと大人になって自分自身が強くなったような気がした。
翌日。いつもの時間に起きて会社に向かいオフィスに着くと、私のデスクの隣に歩未ちゃんが座っていた。
「おはよう!」
「おはようー!昨日は本当にありがとね。お世話になりました」
私が自分のデスクに座るなり、歩未ちゃんは私にお礼を言って軽く頭を下げる。
「いいのいいの。本当に大丈夫?」
会社で部長と一緒だと色々と思い出しちゃうんじゃ…?
「大丈夫ではないけど…大丈夫だよ。仕事なんだからしっかりやらないとね」
「歩未ちゃん…」
痛々しく笑う歩未ちゃんを見てまた胸が痛くなった。同時に部長に対しての怒りがどんどんと増してくる。
「もっと仕事覚えてできる女になってかっこいい彼氏見つけて部長を見返してやるんだから♪」
歩未ちゃんはメイクで目の腫れをごまかしているみたいだったけれど、私には昨日もあれから泣いたって事は隠せなかった。
私が歩未ちゃんの手をそっと握ると、歩未ちゃんが精一杯の笑顔を見せてくれて少し泣きそうになってしまった…
部長に本気で腹が立った。
「……ーーではこれで朝礼を終わります。10分後ミーティングがあるので送れないように」
社員が全員出勤して定時の時間になると朝礼が始まった。朝礼を仕切る部長は髪を切っていて、先週よりも垢抜けて見えた。
なにイメチェンしてんの…リア充してますアピールなの?イライラする…
「澤村」
「あ、はい!」
朝礼が終わり課長のデスクに向かう途中にそんな事を考えていたら、課長に名前を呼ばれきごちない返事をする。
「ミーティング前にこの資料をコピーしてくれないか?これとこれを10部ずつ」
「わかりました」
課長から分厚い資料を受け取る。
「…どうかしたか?」
「え…」
デスクに座りパソコンと向かいながら、課長は私の顔を覗き込んでくる。
「え…いや、別に」
「何かあったのか?」
「…」
部長のことでモヤモヤしてるの顔に出てたかな?仕事中なのにこんなこと考えてることが課長にバレたらまた怒られるかも。適当にごまかしちゃえ!
「えっ、と…両親が旅行で買ったお土産を課長にって預かって来たのでいつ渡したらいいかなーっと思って…」