幼馴染みはイジワル課長
実は両親から碧への旅行お土産を預かってきたんだよね…いつもお世話になってるからって。

会社じゃ渡しにくいしいつ渡したらいいかちょっと迷ってたんだ…





「そんな事は後でにしろ」

「ひっ…」


昨日は碧とよく話をしていた為その延長のままのノリで課長の碧に接したら、厳しい顔をされてしまった。




「コピー」

「…はい」


コピー機を指差す課長に、私は資料を抱えて課長のデスクから離れた。



課長の碧はやっぱり怖い…仕事中は幼馴染みだってことは忘れなきゃいけなかったんだ…わかってるはずなんだけどたまに忘れちゃうな…気を付けなくちゃね。












「うまかったな」

「うん!やっぱりあそこの洋食は美味しいね」


午後。私と課長は外回りからの帰り道ちょうど昼時だということもあり、レストランでランチを済ませ今は車で会社に戻っている途中。





「土産ありがとな。おじちゃんとおばちゃんにお礼言っておいてくれ」


外回りで課長と2人きりになった時、チャンスだと思った私は両親から預かったお土産を課長に渡した。





「うん、伝えておくよ」

「直接お礼言った方がいいか…今日久しぶりにお前の家に寄っていこうかな」

「えっっ!う、うん…そうしなよ!お父さんもお母さんも喜ぶから!!」


碧がうちに来るなんて…こんな嬉しいことある!!?




「後でお母さんに連絡しとくね!」

「はいはい」


優しく微笑む碧を見てドキッとしたあと、私は碧が家に来ることが嬉しくてワクワクしてきた。


碧がうちに来るなんて何年ぶりだろう…この前は少し家にあがったけど親はいなかったしな…





「お前の家に行くなら会社戻ったら早めに仕事片付けないとな…今日は結構たまってるから手際よくやらないと残業になるぞ」

「 私も頑張る!テキパキ仕事こなしてみせるっ」


燃えてきた…!残業なんて絶対嫌だし碧が家に来てくれる為にも頑張らなくっちゃ!!
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