幼馴染みはイジワル課長
「桜花ちゃーん!」
夕方。電車を乗り継いで歩未ちゃんの住んでいるマンションの最寄り駅に着つくと、駅前で歩未ちゃんが私を待っててくれた。
「待った~?」
「ううん~今来たとこ」
小走りで歩未ちゃんに近づき、2人で駅の近くのスーパーに立寄る。
「課長は何時頃来るって?」
スーパーのかごを片手に、野菜コーナーでトマトを手に取って眺める歩未ちゃん。
「7時くらいに部長と一緒に来るってよ」
「OK!じゃあ今日は何作る?」
今夜は歩未ちゃんの家でパーティーする為、たまにはということで料理は私達が作ることにした。
「うーん…」
「簡単だから焼き肉とかにしちゃう?ホットプレートあるし」
ひらめいたような顔をして、肉コーナーにダッシュする歩未ちゃん。
「いいね!焼き肉にしよう!」
「決まりだね!」
私達は材料をたんまり買い込み、荷物を抱えながら歩未ちゃんのマンションまでの道をダラダラ歩く。
川沿いの土手を2人並んで歩き、通り抜ける風を体で受けながら横に流れる川を眺めていた…
いいところだな…
本格的に歩未ちゃんとのルームシェアが始まったら、この道を何度も歩くのか…
「風が気持ちいいね」
歩未ちゃんはそうつぶやくと、空を見上げながら微笑んだ。
「そうだね…」
「もう夏も終わりか…」
あんなに暑くて長いと思っていた夏が、あっという間に終わった…
まだ薄着で昼間は汗ばむ時期であるけど、日が沈むともう肌寒い。
暑いから早く夏が終わって欲しいと思っていたけど、いざ終わってしまうと寂しいな。
「あー重かった」
マンションに着くと一度荷物を地面に置き、歩未ちゃんはメールボックスの鍵を開けて中の郵便物を確認する。
私はそこから目の前の川をまた眺めて、夕日が映る川がキラキラとしてとても綺麗だった…
「まただよ…」
「ん?」
後ろから歩未ちゃんのため息混じりの声が聞こえてきて、私は振り返って歩未ちゃんに近づいた。
「どうかした?」
歩未ちゃんは何通かの郵便物を眺めながら、暗い顔をしている。
「これ見てよ」
「?」
手に持っていた白い紙を私に差し出す歩未ちゃん。私は不思議に思いながらその紙を受け取った。
「え、なにこれ…」
その紙には乱暴な字で「バカ」だの「アホ」だの…悪口がぎっしりと書かれている。
「引越してきた頃からたまにポストに入ってるんだよね。前に住んでた人絡みかな」
「…かもね。気持ち悪い」
その紙を手に持ってるだけで、嫌な気持ちになってくる。
「気にしない方がいいね。これも捨てよう」
歩未ちゃんはその紙をぐしゃぐしゃに丸め、メールボックスの近くにあるゴミ袋に入れた。
「部長は知ってるの?」
「…ううん。言ったら心配すると思って…」
「そっか」
夕方。電車を乗り継いで歩未ちゃんの住んでいるマンションの最寄り駅に着つくと、駅前で歩未ちゃんが私を待っててくれた。
「待った~?」
「ううん~今来たとこ」
小走りで歩未ちゃんに近づき、2人で駅の近くのスーパーに立寄る。
「課長は何時頃来るって?」
スーパーのかごを片手に、野菜コーナーでトマトを手に取って眺める歩未ちゃん。
「7時くらいに部長と一緒に来るってよ」
「OK!じゃあ今日は何作る?」
今夜は歩未ちゃんの家でパーティーする為、たまにはということで料理は私達が作ることにした。
「うーん…」
「簡単だから焼き肉とかにしちゃう?ホットプレートあるし」
ひらめいたような顔をして、肉コーナーにダッシュする歩未ちゃん。
「いいね!焼き肉にしよう!」
「決まりだね!」
私達は材料をたんまり買い込み、荷物を抱えながら歩未ちゃんのマンションまでの道をダラダラ歩く。
川沿いの土手を2人並んで歩き、通り抜ける風を体で受けながら横に流れる川を眺めていた…
いいところだな…
本格的に歩未ちゃんとのルームシェアが始まったら、この道を何度も歩くのか…
「風が気持ちいいね」
歩未ちゃんはそうつぶやくと、空を見上げながら微笑んだ。
「そうだね…」
「もう夏も終わりか…」
あんなに暑くて長いと思っていた夏が、あっという間に終わった…
まだ薄着で昼間は汗ばむ時期であるけど、日が沈むともう肌寒い。
暑いから早く夏が終わって欲しいと思っていたけど、いざ終わってしまうと寂しいな。
「あー重かった」
マンションに着くと一度荷物を地面に置き、歩未ちゃんはメールボックスの鍵を開けて中の郵便物を確認する。
私はそこから目の前の川をまた眺めて、夕日が映る川がキラキラとしてとても綺麗だった…
「まただよ…」
「ん?」
後ろから歩未ちゃんのため息混じりの声が聞こえてきて、私は振り返って歩未ちゃんに近づいた。
「どうかした?」
歩未ちゃんは何通かの郵便物を眺めながら、暗い顔をしている。
「これ見てよ」
「?」
手に持っていた白い紙を私に差し出す歩未ちゃん。私は不思議に思いながらその紙を受け取った。
「え、なにこれ…」
その紙には乱暴な字で「バカ」だの「アホ」だの…悪口がぎっしりと書かれている。
「引越してきた頃からたまにポストに入ってるんだよね。前に住んでた人絡みかな」
「…かもね。気持ち悪い」
その紙を手に持ってるだけで、嫌な気持ちになってくる。
「気にしない方がいいね。これも捨てよう」
歩未ちゃんはその紙をぐしゃぐしゃに丸め、メールボックスの近くにあるゴミ袋に入れた。
「部長は知ってるの?」
「…ううん。言ったら心配すると思って…」
「そっか」