White Magic ~俺様ドクターの魔法~
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「ほんまに心配した・・・」
「えっ?」
瞬さんは、玄関に入るなり振り返ると、私を抱きしめた。
その苦しそうな声に私は「何が?」と思ったが、声が出て来なかった。
「好きな男ができたんやと思った」
こんなことを言うのは、本当に瞬さんなのだろうか?
しかも、私に好きな男?あり得ないし。
私が何も言わないでいると、彼は口を開いた。
「だってさ、昨日まで俺の家に来るって言ってたのに、急に同窓会ってありえなくない?絶対何かあると思って行ったら、束村と仲良く話してるし。あいつと会ってたのかよって」
「ごめんなさい。私、同窓会があることをすっかり忘れていて・・・・・・束ちゃんに言われるまで気付かなかったの」
こんな恥ずかしい理由まで答えたのに、彼の表情は晴れなかった。