White Magic ~俺様ドクターの魔法~
「束ちゃんって呼んでるし」
はぁ?そこですか?
「だって、高校からの同級生だし」
「みんなは、ももちゃんやのに、ももって呼んでるし」
いやいや、あなたは睦美って呼んでるじゃないですか!
「・・・・・・」
「それに、最近睦美がそっけない」
そっけない?変わりはないと思うけど?
「だってさ、この間、泊る時もあんまり嬉しそうにしてくれなかったし」
「あれは、次の日、瞬さんは仕事だったから」
私のお腹辺りにある腕を手で掴んだ。
「ほんまに?」
「ほんま。
私の方だって、お昼に電話した時、
『迎えに行かなくていいんやね』
って言われて、本当は面倒やと思われているんやと思ってしまったし。
一方的に切られて、私だけが会いたいとか一緒にいたいって思っているんかな?って感じてしまったの」
私が言い終わると、抱きしめられていた腕が緩んだ。
それが、とても悲しかった。
やっぱり、うざいと思われた?
そう思った瞬間、向かい合うようにして肩に手を置かれ、目線を合わせて見つめられた。