White Magic ~俺様ドクターの魔法~



「北哲夫さんをお連れしました」


看護助手の女の子の声が聞こえたので、私は一旦出て、患者さんを向かい入れた。


その後、いつものように検査をこなすと佐々木先生は「お疲れ様」といって部屋を出た。



「へ~偉そうにしているから、どうかと思ったけど、結構仕事はできるみたいだね」



腕組みをし、佐々木先生の背中を目で追いながらそう言う彼は、品定めをしているようだった。


実際、佐々木先生の腕は確かだ。



例えば、胃カメラをする時も、初めての患者さんにも不安にさせないように説明をし、
そしてスムーズに検査をすることができ、どんなに小さな物でも見落とさない実力を持っている。

最近では、噂を聞きつけて遠方から来る患者さんもいるくらいだ。


瞬さんの腕は、脳外科医である彼にもわかったらしい。


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