甘いヒミツは恋の罠
そっと顎をとられて上向かされると、その艶っぽい大野の目に紅美は微動だにすることができなかった。大野がゆっくりと唇を寄せて、吐息が唇に触れそうになった時――。
コンコンとノックの音がして我に返ると、紅美は慌てて身を離し、くるりと大野に背を向けた。
「失礼します。本日は、ようこそおいでくださいました」
「あぁ、ほんとグッドタイミングだね」
レストランのフロアマネージャーの律儀な挨拶に、大野はあからさまに邪魔をされたと不機嫌そうな顔した。
(何やってるんだろ私……)
危うく大野の色香に惑わされそうになってしまった。紅美は我を取り戻すと、マネージャーの引いた椅子に腰を下ろした。
コンコンとノックの音がして我に返ると、紅美は慌てて身を離し、くるりと大野に背を向けた。
「失礼します。本日は、ようこそおいでくださいました」
「あぁ、ほんとグッドタイミングだね」
レストランのフロアマネージャーの律儀な挨拶に、大野はあからさまに邪魔をされたと不機嫌そうな顔した。
(何やってるんだろ私……)
危うく大野の色香に惑わされそうになってしまった。紅美は我を取り戻すと、マネージャーの引いた椅子に腰を下ろした。