甘いヒミツは恋の罠
※ ※ ※
デザイナーズフェアが無事に終わったその夜、朝比奈瑠夏の元に一本の電話が入った。
「あぁ、兄貴か」
ソファに座る朝比奈の膝の上に、真っ白なペルシャ猫がトンっと飛び乗った。
『あぁ、今日はお疲れだったな』
ペルシャ猫のサフィがご主人様の帰りを待ちわびて、至福の時に気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らす。
『サフィは元気か?』
「あぁ、相変わらず俺にべったりだよ」
他愛のない会話をしていたが、なかなか本題に入らない。朝比奈は痺れを切らして口を開いた。
「兄貴、あのルビーを見ただろ?」
『え? あ、あぁ』
電話の向こうで狼狽えるようなその声が滑稽に思えて朝比奈はクスッと笑った。
デザイナーズフェアが無事に終わったその夜、朝比奈瑠夏の元に一本の電話が入った。
「あぁ、兄貴か」
ソファに座る朝比奈の膝の上に、真っ白なペルシャ猫がトンっと飛び乗った。
『あぁ、今日はお疲れだったな』
ペルシャ猫のサフィがご主人様の帰りを待ちわびて、至福の時に気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らす。
『サフィは元気か?』
「あぁ、相変わらず俺にべったりだよ」
他愛のない会話をしていたが、なかなか本題に入らない。朝比奈は痺れを切らして口を開いた。
「兄貴、あのルビーを見ただろ?」
『え? あ、あぁ』
電話の向こうで狼狽えるようなその声が滑稽に思えて朝比奈はクスッと笑った。