甘いヒミツは恋の罠
「朝比奈店長のことが心配ですか?」
「……え、えぇ」
「きっと女の人と遊んでるんだと思いますよ。前に店長が会社を休んでる日に偶然、女の人と一緒に歩いてるの見たことありますから」
朝比奈の取引先の相手はほとんどが女性だ。もしかしたらその女の人も、ただの取引先の人かもしれない。朝比奈が女性のためだけに安易に仕事を二の次にするなど、紅美には考えられなかった。
「そうなんですか……」
「だから、皆本さんもあまり店長に近づかないほうがいいですよ。皆本さんは可愛いし、もっと別にいい人がいると思います」
(え……もしかして、牽制されてる?)
紅美の視線に結衣はぷいっと顔を背けて、そそくさとオフィスを出て行ってしまった。
(はぁ……やっぱりここのデザイン部の人達とはうまくやっていけないのかも……)
紅美が人知れずため息をつくと、もう一度朝比奈に電話を掛けようと携帯を手に取った――。
「……え、えぇ」
「きっと女の人と遊んでるんだと思いますよ。前に店長が会社を休んでる日に偶然、女の人と一緒に歩いてるの見たことありますから」
朝比奈の取引先の相手はほとんどが女性だ。もしかしたらその女の人も、ただの取引先の人かもしれない。朝比奈が女性のためだけに安易に仕事を二の次にするなど、紅美には考えられなかった。
「そうなんですか……」
「だから、皆本さんもあまり店長に近づかないほうがいいですよ。皆本さんは可愛いし、もっと別にいい人がいると思います」
(え……もしかして、牽制されてる?)
紅美の視線に結衣はぷいっと顔を背けて、そそくさとオフィスを出て行ってしまった。
(はぁ……やっぱりここのデザイン部の人達とはうまくやっていけないのかも……)
紅美が人知れずため息をつくと、もう一度朝比奈に電話を掛けようと携帯を手に取った――。