甘いヒミツは恋の罠
(朝比奈さん……そんなふうに私に優しく笑いかけないでよ)
(黙って店長室に入ったのも、もしかしたら朝比奈さんのこと、何かわかるかもって……私、そんなやましい気持ちだったんだよ?)
その時、朝比奈の腕に引き寄せられたかと思うと、再びこぼれ落ちそうな涙の雫に温かな感触がした。
「お前の泣き顔見てると……なんだか胸がざわつく」
短い水音を立ててもう一度頬に啄むように口づけられる。紅美はくすぐったいようなむず痒いような感じに思わず俯いてしまう。
「あ、あの……朝比奈さん、もう大丈夫です」
「なんで?」
「なんでって……だって――」
「可愛いやつにキスをするのは、男の性だろ?」
顎をとられると、朝比奈の艶めいた視線とぶつかる。
(黙って店長室に入ったのも、もしかしたら朝比奈さんのこと、何かわかるかもって……私、そんなやましい気持ちだったんだよ?)
その時、朝比奈の腕に引き寄せられたかと思うと、再びこぼれ落ちそうな涙の雫に温かな感触がした。
「お前の泣き顔見てると……なんだか胸がざわつく」
短い水音を立ててもう一度頬に啄むように口づけられる。紅美はくすぐったいようなむず痒いような感じに思わず俯いてしまう。
「あ、あの……朝比奈さん、もう大丈夫です」
「なんで?」
「なんでって……だって――」
「可愛いやつにキスをするのは、男の性だろ?」
顎をとられると、朝比奈の艶めいた視線とぶつかる。