甘いヒミツは恋の罠
「間に合わせで作った資料にしては細かくできすぎている。まるで皆本がミーティングに出られなくなるのを想定して作ったみたいな内容だな」
「ち、違いま――」
「どう違うのか今すぐここで説明しろ。資料室の鍵の最後の貸出者もお前の名前になっている……俺がなにも知らないとでも思ったか?」
「……――」
しばらく二人の間に沈黙が訪れ、なにも語らないまま二人は睨み合うように対峙していた。そして諦めたように結衣が朝比奈の掴む腕を振りほどくと、掴まれていた手首を軽く撫でながら言った。
「……私、皆本さんに嫉妬してました。フェアの時も……なんであんなデザインが評価されるんだろうって」
「じゃあ、あの嫌がらせアンケートも全部お前の仕業か?」
朝比奈が言うと結衣は黙って小さく頷いた。
「ち、違いま――」
「どう違うのか今すぐここで説明しろ。資料室の鍵の最後の貸出者もお前の名前になっている……俺がなにも知らないとでも思ったか?」
「……――」
しばらく二人の間に沈黙が訪れ、なにも語らないまま二人は睨み合うように対峙していた。そして諦めたように結衣が朝比奈の掴む腕を振りほどくと、掴まれていた手首を軽く撫でながら言った。
「……私、皆本さんに嫉妬してました。フェアの時も……なんであんなデザインが評価されるんだろうって」
「じゃあ、あの嫌がらせアンケートも全部お前の仕業か?」
朝比奈が言うと結衣は黙って小さく頷いた。