甘いヒミツは恋の罠
※ ※ ※
(うぅ~さぶっ!)
仕事が終わって会社から出ると、今にも雪が降りそうな湿った冷たい空気が紅美の頬をなでた。
ついこの間まで秋だったというのに、気が付けばあと数日でクリスマスが迫っていた。
紅美のデザインしたネックレスも無事に店頭に並ぶことができそうだ。すでに雑誌等にはアルチェスの限定アクセサリーとして大々的に宣伝されている。クリスマス限定ネックレスのデザイナーとして、今回雑誌のインタビューも何件か受けた。
(いや~、もうちょっとかわいい格好しておけばよかったかなぁ)
紅美は、その雑誌を開いて自分が写っているページをまじまじと見つめると、気恥ずかしくなってバッグに雑誌をしまいこんだ。そして、携帯を手に取ろうとバッグの中をまさぐるが、なかなかそれらしき手応えを感じることができなかった。
(しまった……! もしかして机の中に忘れてきちゃったかも)
今日、昼過ぎ頃に久々に母親から電話がかかってきた。紅美にとってあまり嬉しくない相手だったし、仕事中ということもあってすぐに電話の電源を切り、そのまま机の中に携帯を押し込んでしまったのを思い出した。紅美はすぐに引き返すと、再び会社の中へ戻っていった。
(うぅ~さぶっ!)
仕事が終わって会社から出ると、今にも雪が降りそうな湿った冷たい空気が紅美の頬をなでた。
ついこの間まで秋だったというのに、気が付けばあと数日でクリスマスが迫っていた。
紅美のデザインしたネックレスも無事に店頭に並ぶことができそうだ。すでに雑誌等にはアルチェスの限定アクセサリーとして大々的に宣伝されている。クリスマス限定ネックレスのデザイナーとして、今回雑誌のインタビューも何件か受けた。
(いや~、もうちょっとかわいい格好しておけばよかったかなぁ)
紅美は、その雑誌を開いて自分が写っているページをまじまじと見つめると、気恥ずかしくなってバッグに雑誌をしまいこんだ。そして、携帯を手に取ろうとバッグの中をまさぐるが、なかなかそれらしき手応えを感じることができなかった。
(しまった……! もしかして机の中に忘れてきちゃったかも)
今日、昼過ぎ頃に久々に母親から電話がかかってきた。紅美にとってあまり嬉しくない相手だったし、仕事中ということもあってすぐに電話の電源を切り、そのまま机の中に携帯を押し込んでしまったのを思い出した。紅美はすぐに引き返すと、再び会社の中へ戻っていった。