冷たい上司の温め方

その成果が出てきたのか、やっとアタフタしなくて済むようになった頃……。


「いらっしゃいませ。ご注文をお伺いします」

「お姉さん、かわいいね。俺、お姉さんが欲しいな」

「はいっ? えっと、それは……」


突然話しかけてきたチャラい男ふたり。
イヤだと思ったけど、とりあえず笑顔だ。


「こちらでお召し上がりですか?」

「へぇ、ここでいいの? お姉さん、意外と大胆!」


クスクス笑いながら私をからかう男たちに、次第にイライラが募る。

それでも、満面の笑みを絶やさず、もう一度問いかける。
我慢、我慢と自分に言い聞かせながら。


「お客様、こちらでお召し上がりになられますか?」

「お姉さんがここでいいならねー。
とりあえず、チューでもしとく?」

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