それでもキミをあきらめない
「じゃあお化け屋敷行けば、また君に会えるんだ?」
「え、いえあの」
「ぶふぅ! なんっじゃこのパスタ」
購入してその場で食べ始めていた派手な上級生ふたりが突然むせこんで、わたしは硬直した。
彼らの耳にあいたピアスが、ぎらりと光る。
「まっっず」
歪んだ顔に背筋がぞっとする。
「ご、ごめんなさい」
恐ろしさのあまり泣きそうになりながら頭を下げると、ふいにその場がしんとなった。
おそるおそる顔を上げると、男子生徒たちはみんな固まっている。
ひとり残らず顔を真っ赤に染めて、肩を震わせながら、わたしを見下ろしてる。
「あ、あの」
不安に思って声を出した瞬間、パスタを食べていたピアスの先輩が、箸を握ったまま胸を押さえた。